- 2014-03-11 (火) 14:38
- その他
15年以上前の話。
私は、KiymaDigitalLab という組織(社内の別部門として)を運営し、CG(
建築関係の仕事を扱うことが多かったが、その中で東電設計からの依頼を受けて福島原発建屋のデザインシュミレーションのお手伝いをさせていただいたことがあった。
東京内幸町にある担当部署のオフィスに何度も通ってコミュニケーションを重ね、結果として”この写真の建屋デザイン”に行き着いた。
3.11後に ”あれ”が起こって以来、メディアで何度もこの写真を目にすることになる。
その度にその時のことを思い出し、自問する。
あなた(自分)は、自身の言葉を発して仕事をしていましたか?と。
発した言葉はひとつの点(ドット)となり、消えることはない。
ドットは繋がり拡がっていく。
今、目にしている現実の姿はあらゆる点(ドット)がつながった結果であり、その責任はすべての点(ドット)の起因者が担わなければならない。起因者すべて、平等に。
これから唯一自分ができること。
可能な精一杯の力でドットを創りつづけ、責任を負うこと。
私は、この一点に尽きると思う。
もう福島原発のデザインが変わることは二度と無い。
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