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しごと Archive

新たな時代の「結」という仕組み

秋吉 浩気さん率いる株式会社Vuild(ヴィルド)主催の「まれびとの家」内覧会(2019年9月7日)に行った時の話。
富山県南砺市の山の中、ほんとうに刺激的だった。

地場の資材(木材) x   伝統的な技法(合掌造り) x   デジタル(デジタルファブリケーション)= 融合した短期滞在形ゲストハウス

行くまでの道のりの険しさ(自分は富山側から登ってきたが、他に緩やかなルートがあるのか?)や、集落の規模、分散性などを実感しながら(痛感しながら)現場に向かっていくのだが、途中で不安になる。
「本当にここにあるのか?」と。
気になるのは、建築そのものの存在ではなく、”建築のその後”に対してだ。
上記の完結された方程式に、突っ込みどころが次々と湧いてくる。

スタッフの方に案内されて現場に行くと大勢の方達がすでに建物を取り囲んでいる。スタッフ、地元の方、メディアの方や議員さん(と思われる)、職人さんと多種多彩。


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テスラモーターズ x マリオ・カルポ x 新国立競技場

ちょっと前の話であるが、思い出して書いている。
昨年10月13日、東京に行ったときの話をもとに。
この日、私は3つの体験をした。

①テスラに乗った
場所は南青山にある テスラモーターズジャパン
試乗したクルマは、Tesla Model S75 だった。
午前10時、試乗の手続きをすませてクルマに乗り込む。
第一印象は、”デカッ” 。(やっぱりアメリカのクルマなんだよな)
車幅が気になるので、そぅっーと動かしてみる。
だんだん慣れてきて、青山通りを渋谷に向かって順調に走らせる。
途中、信号待ちの先頭に。絶好のポールポジション!
信号、青。ここぞとばかりに、アクセル全開踏み込んでみる。
スッーーと異次元空間に吸い込まれる感覚に。
わずかな ”キーン” というモーター音が耳に残る。
これは、自動車とは違う移動体であるというのが率直な感想。
下の写真は、ショールームに展示されていたModel S の筐体。
オールアルミフレーム(ダイキャスト+押し出し材の溶接構造)の裸身を眺めているとゾクゾクしてくる。
たまらなくセクシーで美しいと感じる。
20151013-140430-IMG_3857

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港の建築 その対比

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このGWに横浜港と湘南港に足を運んだ。
その目的は、ふたつの建築物の対比。
横浜港にある大さん橋ターミナルと、江ノ島にあるヨットハウス。
私にとっては、自らに課した宿題の答えあわせ作業でもある。
5月3日、横浜港。早い時間に着いてゆっくりとすみずみまで歩いてみる。

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江ノ島でもらった宝もの

enoshima
5月10日土曜日、深く関わることになった江ノ島(湘南港ヨットハウス)で竣工(完成)の内覧会に行ってきた。

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キヤマのルーツ

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岡山出張の先乗りで四国にまで足を延ばした。私の父親の出身地である。
キヤマのルーツは、先代社長(父親)の出身地である香川県坂出(さかいで)市の城山(きやま)に由来する。昭和30年代後半、遠く離れた静岡の地で起業しようと決めた時、自身の出身地にゆかりのある名前を借りて、城山工業所(きやまこうぎょうしょ)と名づけた。それが現在の社名キヤマにつながっている。
今回、そのルーツを辿って城山に登ってみた。

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安藤忠雄さんのコンクリート

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岡山に出張に行く機会があった。 ”よしっ” と前乗りついでに直島に行ってみることにした。何年も前から行きたくて、なかなか行けなかった場所だったから。日曜のお昼前、宮浦港へフェリーで到着。この写真に写っている船着き場の建物が、SANAA設計の「海の駅なおしま」。海側からはほとんど存在感がなく、スッーとした感じだ。

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新・国立競技場

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国立競技場に行ってきた。
JIAに掲載された槇文彦さんのエッセイを読んで、どうしてもその場所を自分の眼で確かめたかったからだ。そのエッセイのタイトルは、「新国立競技場案を神宮外苑の歴史的文脈の中で考える」。素晴らしく筋道の通った論文だと強い印象を持った。槇さんは、”大きすぎる” と主張されている。

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中国出張03(上海)

今回の中国出張は三度目の上海。目的は前回訪問(二月前)した同業者との協力関係構築についての協議。
二月経って変わったこと。
①従業員が20名ほど増えていた。(30名から50名)
②日本人の技術者が雇用されていた。
③日中関係(国)。
④涼しくなった。
二月経って変わらないこと。
①自社の体制。
②中国で仕事をすることへの思い。
③日中関係(自分が関わる人たち)。
これから変わっていくこと、変わらないこと、変えるべきこと、そして変えてはいけないことのバランス感覚が試されるのだと痛切に感じる。
写真は朝6:30、ホテルの部屋の窓から見た雨の風景。部屋のテレビからは船長解放のニュースがひっきりなしに流れている。

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中国出張02(上海)


今回の出張目的は、中国国内のPC(プレキャストコンクリート)建築プロジェクトに関する打ち合わせ会議への出席。場所は上海にあるゼネコン事務所。前回出張時に訪問した型枠業者も同席して総勢30名以上での会議。その中で日本人は2名。プロジェクトの中心におられるSDG渡辺邦夫さんと私。渡辺先生は日本語以外は使わない。すべて日本語。秘書の通訳の方がリアルタイムで中国語、日本語を使い分けて説明を進めて行く。もちろん会話にタイムラグがあるがそれで思考が途切れることはない。むしろ拡がっていく感じがする。この場にいるとコミュニケーション能力とは会話能力ではないことがよくわかる。自分の思いをどれだけ相手に伝えたいかという力がコミュニケーション基礎力。そこに技術(会話能力は単に一つの技術ではないかと思う)が加わると如何様にも能力が倍加していく気がする。渡辺先生は間違いなくコミュニケーション能力が高い。基礎力が圧倒的に高いのか、技術がハンパでないのか、あるいはその両方かまだわからない。ひとつだけ気がついたことは、自身の持っている知識や技術だけでなく第三者のそれも拡張させる技術を持っていること。柔軟な筋肉のように柔らかくしなやかに。感覚的に”初動負荷理論”と近い感じがする。この発見は今回の大きな成果。

この写真は宿泊ホテル前にあった上海のゼネコンが施工している建築物。上海のあちらこちらで手がけているようで、聞いた話では日本のゼネコン上位5社の売上げ総額と同じ規模の会社らしい。

中国出張01(上海)+++


上海万博のあるパビリオン前にあった水たまり。大雨が降れば水が溢れるのは当然だけれど、どこかに逃がす(排水路に向かい勾配をつけて)のは当たり前。だと思っていたのは間違いだった。この写真の人たちは水たまりをそれほど気にしている様子はない。雨が降れば水は溜まる生活をしている人たち(たぶんこの写真に写っている方たち)と雨水を排水することが当たり前の社会で生活をしている人たち(そのひとりは自分)とではギャップがある。これからそのギャップに目を向けていくことになるんだろな、きっと。

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